番号:SRGL610
ブログ移転後、これも紹介していなかったので、記事にする。
これを知っている人はもう50代以上でしょうが、大昔、大ヒットした録音である。
ジャマイカで波の音を録っただけのものである。2トラックあり、2トラック目は音楽を被せてある。
環境音系が流行るきっかけになったものと思う。
写真家の浅井慎平プロデュースというのもあったのでしょう。
ナグラで録音した旨の記事も見つけたが、使用機材はクレジットされていない。
意外とシステムが悪いと、波の音がザーザー、シャーシャーいう録音である。
風の吹かれは相応に入っており、吹かれが変にリスニングポイントに回り込んだりしないようにしたい。
位相的圧迫感を生みやすい感じだ。
奥行き感は浅め。
音質でいえば、同じ波なら、「鳥の楽園セイシェル」の方が、オーディオ的なレベルは上で、いくらナグラで録音したといわれてもその後のPCM-F1、SL-F1の組み合わせの方にはかなわないか。アナログはS/Nが悪い。
使用マイクロホンが不明だが、屋外ということでダイナミック型マイクで録っていたのかもしれない。
それならば波の音がザーザー言っても仕方がないのかも。