番号:SACD255
こちらも当ブログではおなじみの、イタリアのfoneレーベルの新譜。
本数少なめのマイクセッティング、真空管エフェクターを用いたというと空気感強めの有機的なトーンという、ピュアオーディオ界隈の優秀録音の定番路線だが、以前のものよりは空気感少な目で定位を少し立たせた感じがある。
とは言っても他レーベルよりは良く伸び、広がり感が強調された感じはある。モダンシステムでの再生をイメージしている感じはなくもない。
アナログ録音。
コンバス、クラリネット、パーカッションからなる編成。マリア交唱の即興と現代的再解釈とあり、声が少し入る。珍妙なことをしているわけではないので身構えて聞く必要はないと思う。
時折「アヴェ・マリア~」と声が入るくらいに思っていればよさそう。