部屋の問題点と調整まとめ
結局、いろいろグチャグチャやっているわけですが、問題点というのは、
壁面近くの定在波が主犯なのですね。
①スピーカー背面の壁付近
②リスニングポイント背面の壁付近
の定在波が、暴れてしまい、位相的違和感が付きまとう。
これを潰すことに終始した。
①はコーナーパネル、センターパネルで対処。ただし、壁から浮かす距離の調整が必要。壁からべた付けではだめだった。
②も定在波パネルを壁から離してリスナー回り3面で処理。これだけではなく、リスニングポイント右側が出入り口であり、出入り口の扉が共振しており、これも位相的違和感の原因だったが、扉は変更しようがなく、①と合わせて、Trinnov、AVAAの併用で潰した。
AVAAは左右のコーナーに置き、角度は正面を自分の耳に向けるようにすると位相的違和感をピンポイントで解消できた。床から持ち上げることも一定の意味はあるが、角度調整がシビアになったので、床置きをベストとした。
吸音量は0㏈を基準としてハウリングが起きないレベルまで上げることもできるが、低域を削り過ぎて高域が鋭く鳴ることもあるので、聴感でよく検討すること。
当初は3㏈まで吸音力を上げても、制動不足な録音もあったが、定在波パネルと壁の距離を最適化して、定在波パネル側の吸音力を上げた結果、AVAA側に余裕ができたのか、0㏈でも十分な効果を発揮できるようになった。4.5㏈まで上げると部屋が広がる感じすらある。
結局、リスニングポイント側を低域を含め、徹底的に吸音とすることで、疑似的に部屋の容積を拡大したようなものである。
①のスピーカー背面のコーナーのAVAAの使用は意外とハウリングを起こしやすいことと、センターパネルとの共存が困難で見送った。リスニングポイント側と同じように3面を定在波パネルで囲うことができればよかったのかもしれないが、スピーカーパネルとセンターパネルの効果を失うことになる。
次にセンターパネルの扱い方である。
①センターパネルに定位が集まる。
②中高域に強めの響きがつく。
この対策に終始した。
①はサイドパネルやバッソとスピーカーの距離を調整して互いのパネル間の響きの量を均衡させることでセンターパネルに定位が集まらないようにした。
とはいえ、すべての録音に対して安定した音場を構築するのは意外と手間である。
サイドパネルをスピーカー側に寄せれば、確かにセンターパネルに集まる定位を引きはがしてスピーカー間に再構築できるのだが、サイドパネルの影響が強すぎるといかにも定位を横に引き伸ばしたような独特のワイド感が出てきて、不自然な感じが出るから、各種録音でチェックが必要だ。ちょい聴きだと面白いのだが。
または、センターパネルの開度を広げると、幅方向に広がるのだが、定位が甘くなることと、中低域方向での左右のレベル差が出て、これもまた位相的違和感が発生してしまう。
センターパネルを境に左右で、中低域の音圧の高い側と低い側に分かれる症状が出てしまう。左側が音圧が高く、右側が音圧が低い。
左右の壁の作りが異なるからでしょう。
室内音響未処理だと我が家の場合基本的に左に定位が寄ってしまう。
サイドパネルで、定位が寄っている側のパネルをスピーカーから離して響きを減らすことで定位をセンターに持っていく手法があるが、中低域の音圧が左右で明確に差が出た場合はこの手法でも音圧を左右均衡に持っていけないことがある。
逆に定位が寄らない側のパネルをスピーカー側に近づけることでバランスが取れることもあるが、この症状が出た場合は、素直にセンターパネルの開度を狭める方が良い。
サイドパネルやバッソについてはセンターパネルの在り方を決めてからそれに合わせて都度調整をした方がまとめやすい感じがある。
サイドパネルの調整がどうしてもまとまらず、音場が前に出過ぎたり、横に引き伸ばされたりする場合は、スピーカーの内振り角度を強めて相対的にサイドパネルとの距離を離すことも必要。